イベント仕様について
イベント仕様は、入力データの品質を整理し検証する方法です。仕様は、イベントの種類に必要な属性を定義し、インストールのためのコード例を提供します。作成された仕様により、Live Eventsを使用してリアルタイムでイベントのデータ品質を検証することが可能になります。
イベント仕様は、Customer Data Hub内のデータレイヤーを表現します。Customer Data Hubに入力されるイベントは、tealium_event
属性によって識別されます。この属性の値は、イベントの名前とそれに関連する仕様を表します。仕様はまた、イベント内で必要とされるイベント属性を示します。
ビデオの視聴が完了した際に発生するvideo_complete
という名前のイベントのイベント仕様の例を見てみましょう。
イベントデータオブジェクト
tealium_event
属性はイベントの種類を識別します。この場合はvideo_complete
です。追加の属性はイベントに関する文脈情報を提供し、対応するイベント仕様は必要な属性とそれらの予想されるデータ型を定義します。以下の例を参照してください。
{
"tealium_event" : "video_complete", // イベントと仕様の名前
"video_id" : "xWlEk2i9r5Q",
"video_length" : 300,
"video_name" : "Tealiumでビデオを追跡する方法",
"video_platform" : "YouTube",
}
コードサンプル
iQ Tag ManagementデータソースMy iOS App
のcart_add
イベントのトラッキングコード:
イベント仕様はデータ管理に2つの主要な利点を提供します:
- すべてのプラットフォームでイベントの実装を標準化する。
- 入力イベントのデータ品質を評価する。
Live EventsとFeeds
イベント仕様を作成すると、一致するイベントフィードも作成されます。このフィードはデータストレージに構成するか、コネクタアクションにリンクすることができます。
イベント仕様にリンクされたフィードは削除できず、名前を変更することもできません。
イベント仕様が作成され、トラッキングコードが実装されたら、Live Eventsを使用してリアルタイムで入力イベントを表示し、そのデータ品質を評価します。イベントがCustomer Data Hubに到着すると、tealium_event
属性がイベント仕様と一致すると、入力属性は仕様の要件と比較され、有効または無効とマークされます。
- 例:有効な
cart_empty
イベント
- 例:イベント仕様が一致しないため無効な
cart_empty
イベント
最終更新日 :: 2024年March月29日