ユニバーサルタグ(utag.js)
Tealiumユニバーサルタグ(utag.js
)の機能とページにおけるベンダーライブラリファイルのタグの読み込み方法について説明します。
Tealiumとの連携をパートナーとして検討している場合は、パートナー統合を参照してください。
CDNファイル
iQアカウント/プロファイルに保存されているすべてのタグ構成とビジネスロジックは、JavaScriptコードに変換されてからアカウント/プロファイルに固有のutag.js
JavaScriptライブラリに公開され、TealiumのマルチCDNインフラストラクチャでホストされます。
このCDNは、これらのファイルをウェブサイトにできるだけ迅速に配信するよう設計されています。ユニバーサルタグコードのスニペットがウェブページによって実行されると、CDNに対してリクエストが行われます。ファイルはページにダウンロードされ、コードが実行されます。utag.js
はページで読み込まれると、タグを起動する準備のためにコードの実行を開始します。
ユニバーサルタグutag.js
の読み込みについて理解できるよう、処理の順番に関する詳細を確認してください。
ページデータ
サイトでutag_data
に入力される動的データに加えて、utag.js
ライブラリは自動的に他のさまざまなデータの値をページから収集し、1つの一元的なテータオブジェクトにその値を組み込みます。このオブジェクトはタグとタグ配信ルールから使用できるようになります。以下のページ要素が取得されます。
- クエリ文字列パラメータ
- ファーストパーティのCookie
- JavaScript変数
- メタデータ要素
最後のデータオブジェクトを使用して、タグ配信ルールとタグを起動します。
Load Rules
タグ配信ルールは、タグを読み込むタイミングを決定する詳細な条件です。タグ配信ルールは一般的には1つ以上の条件で構成され、それらの条件が満たされると適用対象のタグが読み込まれます。データオブジェクトの変数の完全なリストを使用して、タグ配信ルールを評価し、ページで読み込むタグを決定します。タグ配信ルールは、クライアントサイドのブラウザで評価されるJavaScriptコードです。
タグの読み込み
ベンダータグの読み込みと実行に必要なコードもCDNに公開され、タグのUIDに従って番号が付けられた、utag.1.js
などのタグ構成ファイルに保存されます。HTTPリクエストがウェブページからCDNに対して行われ、それぞれのタグ構成ファイルが取得されます。
このファイルには、ベンダーの構成と構成が含まれていますが、ベンダーのJavaScriptファイルは含まれていない場合があります。その場合は、ベンダーのコードを取得するために、追加でHTTPリクエストが行われます。これらのリクエストは非同期で行われるため、ページの表示にかかる時間への影響を最小限に抑えます。
以下は、Google Analyticsという1つのタグがページに読み込まれる方法を示す簡単な例です。
utag.js
(tags.tiqcdn.com) - Tealium iQ Tag Management JavaScriptライブラリutag.1.js
(tags.tiqcdn.com) - Google AnalyticsのTealiumタグ構成ファイルanalytics.js
(www.google-analytics.com) - Google Analytics JavaScriptライブラリ
ページのパフォーマンスを向上させるには、utag.js
にタグをバンドルすることでページから送信されるHTTPリクエストの数を減らします。
タグの実行
すべてのタグファイルが読み込まれてDOM Readyイベントに到達すると、トラッキングビーコンがトリガーされます。ベンダーコードは、Tealium外で実行されるのと同じように実行されるため、その結果のHTTPリクエストは簡単に識別できます。
たとえば、ネットワークリクエスト内のGoogle Analyticsは、analytics.js
スクリプトと収集画像のピクセルという2つの項目によって識別されます。Google AnalyticsがiQ Tag Managementを介して読み込まれる場合でも、ここで説明したように、これらと同じネットワークリクエストが発生します。
最終更新日 :: 2018年November月7日