Objective-Cとの連携

私たちは、Objective-Cのプロジェクトであっても、ネイティブのSwiftライブラリを使用することをお勧めしますが、Objective-Cライブラリを使用する必要がある場合は、このドキュメントが役立ちます。

SwiftからObjective-Cを呼び出す

プロジェクトにブリッジングヘッダーを追加し、適切なヘッダーをインポートすることで、SwiftコードからObjective-Cライブラリを簡単に呼び出すことができます。

ブリッジングヘッダー

ブリッジングヘッダーを作成するには：

1. Swiftプロジェクトで新しいファイルを作成します。ファイルタイプを選択するように求められたら、Objective-Cファイルを選択します。

2. このファイルに一時的な名前を付けます。例えば、“placeholder.m"などとします。後でこのファイルは削除します。

3. “Finish"をクリックすると、XCodeがブリッジングヘッダーの作成を求めてきます（求められない場合は、すでにプロジェクトにブリッジングヘッダーがある可能性があります）。“Create Bridging Header"を押して続行し、Xcodeが自動的に新しいヘッダーファイルを作成します。

4. placeholder.mファイルをプロジェクトから削除し、新しいファイル<ProjectName>-Bridging-Header.hが作成されたことを確認します。

5. 新しいブリッジングヘッダーに以下のインポート文を追加します：

   @import TealiumIOS;
   

   次に、SwiftからObjective-Cのコードを呼び出します：

   class TealiumHelper {
       func somefunc () {
           let tealConfig = TEALConfiguration.init(account: "ACCOUNT", profile: "PROFILE", environment: "ENVIRONMENT")
           let teal = Tealium.newInstance(forKey: "KEY", configuration: tealConfig)
           teal.trackView(withTitle: "SCREEN_NAME", dataSources: ["DATA":"VALUE"])
       }
   }
   

Objective-CからSwiftを呼び出す

Swiftライブラリは、コードに必要な注釈が欠けていたり、多くの場合、モジュールがNSObjectから継承されず、ネイティブのSwiftデータ型を使用しているため、直接Objective-Cから呼び出すことはできません。 しかし、中間のヘルパークラスを使用することで、Objective-CからSwiftライブラリを呼び出すことが可能です。

ヘルパークラス

1. Objective-Cプロジェクトで新しいSwiftファイルを作成します。まだブリッジングヘッダーを追加していない場合は、追加するように求められます。このプロンプトを受け入れます。新しいSwiftファイルの名前を"TealiumHelper.swift"とします。
2. 新しいヘルパーを呼び出す必要があるファイルに新しいSwiftヘッダー（<ProjectName>-Swift.h）をインポートします。

   #import "ProjectName-Swift.h"
   

ヘルパーファイルのメソッドは、Objective-Cのコードで使用できるようになります。ヘルパーをシングルトンにすることをお勧めします。

#import "TestSwiftBridge-Swift.h"

- (BOOL)application:(UIApplication *)application didFinishLaunchingWithOptions:(NSDictionary *)launchOptions {
	// instantiate the helper singleton
    TealiumHelper * help = [TealiumHelper sharedInstance];
    // call the start method, which initializes the Tealium library
    [help start];
    // trigger a new event tracking call from objective-c
    [help track:@"this is from objective-c!" data:@{@"mydata":@"hello from obj-c"}];
    return YES;
}

リンク

• TealiumHelperファイル（Objective-C互換）